飲食店において、日々意識すること無く酷使することになる換気扇や排気ダクト。
その外部はもちろん、内部は、新品であっても、3ヶ月も使用すれば、油脂・オイル・ホコリ等が蓄積されてしまいます。
油を使う料理が多い飲食店(揚げ物・肉料理)では、1ヶ月でも大量の油脂・オイル汚れが蓄積されます。
そんな油脂・オイル・ホコリ等を放置していると、業務用換気扇&排気ダクトにオイル溜まりが発生し、予期しない所でオイル漏れを起こします。
オイル漏れは、最悪の場合、その瞬間に火災を引き起こしかねません。火災を免れたとしても、多くの業務機器の故障を引き起こします。
また、別の原因で発生した軽微な火災も、換気扇&排気ダクト内部のオイル汚れが、大規模な火災へと延焼・深刻化させる原因となります。
飲食店で起こる火災を深刻化させる一番の原因は、換気扇&排気ダクト内部のオイル汚れです。
また、換気扇や排気ダクトのファン部には、ベルトが使用されており、このベルトが劣化(摩耗・ヒビ割れ)している状態では排気能力が著しく低下してしまう上に、破断してしまうと排気ができない状態となってしまいます。
早期に点検し交換することをお薦め致します。
業務用換気扇&排気ダクト各パーツの汚れを、専用洗剤で徹底的に除去
各パーツ(フード部分・シロッコファン・油受けなど)を分解し徹底的に汚れを除去します。専用洗剤に漬け込みし、洗剤を浸透させてからブラシ、スポンジで洗浄します。組み立て前には洗剤が残らない様に水拭き・空拭きを行います。ただし、ダクトにつきましては構造上、作業が出来ない為作業範囲には含まれません。
換気扇の汚れの主な原因、油汚れは徹底除去
汚れの大部分をしめる油汚れは除去する事が出来ます。しかし、素材の変色や劣化はお掃除では効果がありません。ゴムパッキン部分の内部まで浸透してしまっているカビや油汚れをを完全に落とすことは出来ません。また、フィルターに黒い塗装などが施されている場合は油と塗装が同化している事があり、洗浄の際に塗装が剥がれてしまう恐れがあります。その場合は事前にお客様と相談の上、どの程度まで作業を行うか決めて作業をします。
業務用換気扇&排気ダクトは、少なくとも半年に1度のクリーニングを!
お店の業態にもよりますが、少なくとも半年に1度は専門クリーニングをお勧めしています。ただ、油が滴り落ちる、吸い込みが悪いなどの症状が出た場合は出来るだけ早いクリーニングが必要です。ファンやプロペラに油が溜まった状態で使用し続けますとモーターに負担がかかり故障の原因にも繋がります。また、最悪の場合、重大な火災を引き起こします。くれぐれもご注意ください。